スクエア(Square)の手数料|決済6社を同じ項目で並べて数えた

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スクエア(Square)の手数料を調べていると、知りたいのは結局いくらかかるのかという一点に行き着く。ところが各社の料金ページは項目の切り方が違い、そのままでは見比べられない。

この記事は、決済サービス6社が公開している費用の条件を2026年9月21日に確かめ、7つの項目を同じ形に並べ直した結果をまとめた。突き合わせの作業を、読者の代わりにやっている。

この記事でわかること
  • 決済サービス6社の公式ページを開いて並べた、手数料率・初期費用・月額費用・入金の条件
  • スクエア(Square)の申込先(初期費用0円・月額固定費0円)
  • 「0円」と書かれた費用に、どんな条件が付いているかという読み方
目次

結論|決済6社を同じ項目で並べて分かったこと

先に結論を書く。決済サービス6社の公式ページを2026年9月21日に開き、対面の決済手数料・オンラインや非対面の料率・初期費用・月額費用・振込手数料・入金サイクル・端末の最低価格という7項目を、同じ形に並べ直した。

  • 初期費用を0円と書いていたのは6社。月額が0円になる選択肢を示していたのも6社だった
  • 振込手数料が0円になると書いていたのも6社。ただし0円になる条件は、6社とも中身が違った
  • 端末にいくらかかるかを金額で示していたのは4社。残る2社は公式ページでは確認できなかった

つまり差が出たのは0円に付く条件と、端末にいくらかかるかの2点だった。料率そのものは、6社とも公式ページに数字で出していた。

開いたのは、各社の料金・費用・端末・よくある質問にあたるページである。どこに何が書いてあるかは社ごとに違うので、1社につき8〜23ページを見ている。

この記事がやらないこと

費用を並べる記事なので、先に線を引いておく。ここで決められるのは条件が当てはまるかどうかだけで、その先の優劣までは扱わない。理由もあわせて書いておく。

  • 順位を付けない。点数も星も付けない。どこが安いかは決めない
  • キャンペーンの金額や期間は扱わない。変わるのが早く、記事がすぐ古くなるため
  • 口コミやレビューは使わない。投稿者を確認できず、真偽を検証する手段がないため
  • 6社のうち1社(スクエア)は当サイトの提携先である。この点は章を変えてもう一度書く
  • 審査の話は扱わない。申込時に求められる情報は、スクエアの審査の記事で数えている

提携先が混じっている以上、順位を付ければそれは広告になる。並べるところまでで止めるのが、この記事の立場である。

読者にとっての意味は単純だ。どの決済を受けたいか、取引銀行はどこか、端末を置くかという3つの条件から、かかるお金を自分で見積もれるようになる、ということである。

決済サービス6社の費用を、同じ項目で並べた

ここがこの記事の中心になる。6社の公式ページから同じ7項目を拾い、2つの表に分けて並べた。ページの構成は社ごとに違うので、料金から端末までを一通り開いた。

並べた7項目と、並び順の決め方

拾ったのは次の7つだ。どれも公式ページに書いてあるかで判断できる。読者が同じ手順をなぞれば、同じ答えになるはずだ。

  • 対面の決済手数料(店頭で受け付けたときの率)
  • オンライン・非対面の料率(表には入れず別の章で扱う)
  • 初期費用
  • 月額費用
  • 振込手数料
  • 入金サイクル
  • 端末の最低価格(公式に記載のあった下限の金額)

表の並び順は五十音順で固定した。評価の順ではないし、当サイトが薦める順でもない。以下の説明も、同じ順でたどっていく。

もうひとつ先に書く。6社のうちスクエアだけが当サイトの提携先で、リンク経由の申し込みで報酬が入る。

数え方の約束
  • 母数は6社。記載を見つけられなかった社も、除外せず母数に残す
  • 記載がないことは「ない」ではなく「公式ページでは確認できなかった」と書く
  • 各社の説明の量はそろえる。提携先だけを長く書かない

表①|対面の決済手数料・初期費用・月額費用

まず、毎月かかる側の条件だ。料率も税の扱いも、公式ページの表記をそのまま写している。

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サービス対面の決済手数料初期費用月額費用
エアペイ0.99%〜3.24%(決済手段による。カード・電子マネーは3.24%・非課税)0円(別途iPadまたはiPhoneが必要と注記)0円
スクエア(提携先)主要カードブランドは2.5%〜(年間3,000万円未満の場合)、それ以外は3.25%〜(不課税)0円(端末を使う場合は端末代が別途)0円(無料プラン)
ステラパック1.98%〜3.24%(2つのプランとブランドによる。税区分の明記なし)0円(初期コスト無料)端末1台あたり1年間0円/2年目以降3,300円(税込)。条件を満たせば永年無料と記載
ストアーズスタンダード1.98%〜/フリー2.48%〜(交通系・コードは3.24%/税区分の明記なし)0円(フリープランは端末代が別途)0円(フリープラン)/3,300円(税込・スタンダードの年間契約)
ペイペイPayPay決済1.98%(税別)/ライトプラン時1.60%(税別)。カード等は別端末の料率0円(初期費用・機器費用0円と記載)0円(制限プラン)/1,980円(税別・ライトプラン)
楽天ペイクレジットカード3.24%(非課税)/QRコード・電子マネー2.95%〜0円(カード決済には端末の購入が必要と注記)0円(ライトプラン)/2,200円(スタンダードプラン)
出典:各社の公式サイト(料金・費用・プラン・ヘルプの各ページ/2026年9月21日確認)

表②|振込手数料・入金の周期・端末の下限価格

次は、売上を受け取るときの条件だ。端末の欄には公式に記載のあった最低額だけを入れた。見つけられなかった社はそのまま書いた。

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サービス振込手数料入金サイクル端末の最低価格
エアペイ0円(ゆうちょ銀行は利用不可と注記)月6回(みずほ・三菱UFJ・三井住友)/月3回(その他)0円(カードリーダーの無償貸与と記載)
スクエア(提携先)無料(即時入金は送金額の1.5%)三井住友・みずほは翌営業日/その他は毎週金曜4,980円(税込)
ステラパック三井住友銀行0円/その他220円(税込)月6回または月2回の締め(毎日締めは新規申込では選べないと注記)確認できなかった
ストアーズ自動入金0円/手動は売上10万円以上0円・未満200円(税込)自動は月末締め翌月20日/手動は最短翌々日27,720円(税込・年間契約は1台目を無償貸出)
ペイペイ0円(月1回・月末締めの場合)月1回(月末締め・最短翌日)0円(別に月額費用がかかると記載)
楽天ペイ楽天銀行は0円/その他は有料(金額は確認できなかった)初期状態は月1回/楽天銀行なら最短翌日確認できなかった
出典:各社の公式サイト(料金・入金・端末の各ページ/2026年9月21日確認)

ここから先は表を項目ごとにほどく。数えた社数には検算を添えた。記載があった社数と、確認できなかった社数を足すと6になる。

対面の決済手数料|6社とも明記、分け方は2通りだった

対面の料率は、6社すべてが公式ページに数字で示していた。確認できなかった社は0社である。検算すると6+0で母数の6社になる。

6社に共通していたのは、決済手段によって率が変わると示していた点だ。カードとコード決済を同じ率で書いていた社は1社もなかった。

  • カードのブランドでも率を分けていた2社:ステラパック/ストアーズ
  • ブランドでは分けていなかった4社:エアペイ/スクエア/ペイペイ/楽天ペイ
  • エアペイは決済手段ごとに4つの区分で率を示していた
  • 楽天ペイはカード・コード決済・電子マネーの3区分だった
  • ステラパックは2つのプランごとにブランド別の率を並べている
  • 検算:2社+4社=6社

スクエアは、その対面をさらに2段階に分けて示す。

年間の決済額という条件が付くのは2.5%〜のほうだ。中身は章3で扱う。出典はスクエア公式サイトのトップページと料金ページ、確認日は2026年9月21日である。

  • 主要カードブランドの対面:2.5%〜(Visa・Mastercard・AMEX・JCB・Diners・Discover)
  • その他の決済手段(電子マネー・コード決済など):3.25%〜
  • 2.5%〜は年間の決済額が3,000万円未満のときだけ。それ以外は3.25%〜かカスタム手数料

ペイペイの決済システム利用料は、自社のコード決済で1回ごとに引かれる率のことだ。カードや電子マネーを受けるなら、マルチ決済端末の料率が別に示されている。

だから6つの数字を単純に比べられない。同じ「対面」という言葉でも、その中に何が含まれるかが社ごとに違うからだ。

初期費用と月額費用|「0円」に付いていた条件

初期費用0円は6社、月額0円の道筋を示したのも6社。記載を欠く社は0社で、検算は6+0=6社になる。

問題はその先である。月額の0円にプランの選択や期間という条件が付いていたのが5社、条件を書かずに0円としていたのが1社だった。

  • スクエア:0円は無料プラン。上位の有料プランは別
  • ステラパック:端末1台あたり1年間0円。2年目以降3,300円(税込)、条件つきで永年無料
  • ストアーズ:0円はフリープラン。スタンダードは3,300円(税込・年間契約)
  • ペイペイ:0円は制限プラン。ライトプランは1,980円(税別)
  • 楽天ペイ:0円はライトプラン。スタンダードは2,200円
  • 条件を書いていなかったのはエアペイ1社(検算:5社+1社=6社)

初期費用のほうにも但し書きがあった。端末や機器が別に要ると注記していたのが4社で、その注記がなかったのが2社である。ここも足すと6社になる。

  • エアペイ:iPadかiPhoneを自分で用意すると注記
  • スクエア:端末を使う場合は購入費がかかると注記
  • ストアーズ:フリープランでは端末の購入が必要と注記
  • 楽天ペイ:カードと電子マネーを使うには端末が必要と注記

別に要るとは書いていなかったのがステラパックとペイペイの2社で、ペイペイはむしろ機器の費用まで0円と書いている。

PayPayは初期費用・機器費用は0円で導入いただけます。(以下、すべて税別表記)

出典はペイペイの費用のページ、確認日は2026年9月21日。コード決済だけなら、店頭に置くのはコードのキットで足りると書いている。

振込手数料|6社とも0円になるが、条件が6社とも違った

振込手数料が0円になる旨を書いていたのは6社で、記載を欠く社は0社だった。ところが条件なしで0円だった社は0社である。

  • エアペイ:すべての銀行で0円。ただしゆうちょ銀行は利用できないと注記
  • スクエア:通常の入金は無料。即時入金は送金額の1.5%
  • ステラパック:三井住友銀行の口座なら0円、その他は220円(税込)
  • ストアーズ:自動入金は無料、手動入金は売上10万円以上のときだけ無料
  • ペイペイ:月1回・月末締めなら無料。早く受け取る場合は別料金
  • 楽天ペイ:楽天銀行を指定すれば無料。それ以外は有料と記載

条件の軸も同じではない。銀行の種類、入金の方法、売上の額、受け取る回数のどれで決まるかが社ごとに違った。

だから0円という言葉だけを横に並べても、比べたことにはならない。自分の取引銀行と受け取り方を先に決めて、各社の条件に当てはめる順になる。

入金サイクル|取引銀行で変わると書いていたのは3社

入金の周期も6社すべてに記載があり、見つけられなかった社は0社だった。検算は6+0で6社である。

そのうち取引銀行で入金の早さが変わると書いていたのが3社、締め日や回数の条件で書いていたのが3社。足して6社になる。

  • 銀行で変わると書いていた3社:エアペイ/スクエア/楽天ペイ
  • 締め日や回数で書いていた3社:ステラパック/ストアーズ/ペイペイ

端末の価格|金額を示していたのは4社

ここで差がはっきり出た。端末の価格を金額で示していたのが4社、確認できなかったのが2社である。検算は4社+2社=6社になる。

  • 金額の記載があった4社:エアペイ/スクエア/ストアーズ/ペイペイ
  • 見つけられなかった2社:ステラパック/楽天ペイ

この2社にも端末の紹介ページはある。ただし金額そのものは載っていない。

6社に共通していたこと

最後に、6社そろって同じだった点をまとめる。

  • 初期費用を0円と明記していた(6社)
  • 月額が0円になる選択肢を示していた(6社)
  • 振込手数料が0円になる条件を示していた(6社)
  • 入金の周期を公式に明記していた(6社)

言い換えると、6社とも0円の項目を持っている。読み分ける場所は、料率の数字そのものより、その0円に付いた条件のほうにある。

手数料が変わる条件を、3つの軸で見る

同じサービスでも、条件によって料率は動く。表の数字を1つだけ見て決めると読み違える。公式ページに明記があった条件を、3つの軸に分けて並べる。

軸①|決済の種類で変わる

対面とオンラインで率が違うのは珍しくない。オンラインや非対面の料率を公式に明記していたのは4社で、記載を見つけられなかったのは2社だった。検算は4社+2社=6社である。

  • エアペイ:オンライン決済は3.24%と記載
  • スクエア:オンライン3.6%/請求書3.25%/カード情報の手入力は3.75%
  • ストアーズ:請求書決済は2.98%〜と記載(適用の条件つき)
  • ペイペイ:オンラインは物販3.8%、デジタルコンテンツ10%と記載
  • ステラパックと楽天ペイ:この2社は、今回開いたページでは記載を確認できなかった

理由は追える。どちらもネットの決済を別のサービスや別サイトとして案内しており、今回開いた店頭向けのページからは、料率までたどり着けなかった。

スクエアは4つの場面に料率を分けている。店頭か、ネットか、請求書か、カード番号を手で打つかで、それぞれ別の数字が公式ページに出ている。

  • 店頭で受け付ける:主要カードブランド2.5%〜/ほかの決済手段3.25%〜
  • ネットショップなどで受け付ける:3.6%
  • 請求書を送って受け取る:3.25%
  • カード番号を手で入力する:3.75%

通販を始めた月と店頭だけの月では、かかる手数料の合計が変わる。どの場面が何割かを先に見積もると、数字の読み方が変わる。

ここは店頭だけの店ほど単純になる。受け付ける場面が1つなら、見るべき数字も1つで済む。通販や請求書を足した時点で、見る数字は増える。

軸②|売上の規模・プラン・業種で変わる

料率がプランや契約の条件で変わると明記していたのは、6社すべてだった。記載が見当たらなかった社は0社で、検算は6+0=6社になる。

  • エアペイ:条件を満たすと料率が下がるプログラムの案内がある
  • スクエア:年間のキャッシュレス決済額が3,000万円未満かどうかで分かれる
  • ステラパック:スモールビジネスとスタンダードの2プランで料率が違う
  • ストアーズ:フリーとスタンダードの2プランで料率が違う
  • ペイペイ:ライトプランを全店で使うと1.60%(税別)になると記載
  • 楽天ペイ:2つの料率プランに、年間3,000万円以下ほかの利用条件がある

スクエアの2.5%〜には、公式の注記で次の条件が付く。この一文を読み飛ばすと、表の数字だけが独り歩きすることになるので、そのまま引いておく。

年間キャッシュレス決済額3,000万円未満の方で、主要カードブランドによる対面決済の場合。それ以外の場合は3.25%〜あるいはカスタム手数料が適用されます。

出典はスクエアの料金ページで、確認したのは2026年9月21日である。同じ向きの条件はストアーズにもあった。よくある質問にこう書かれている。

「店舗における対面キャッシュレス決済額が年間3,000万円未満」の場合に加え、いくつかの条件があります。

出典はストアーズの決済ページ、確認日は2026年9月21日。年間3,000万円という線は4社が使っていた。スクエア・ストアーズ・楽天ペイは料率の条件に、ステラパックは月額の条件に使っている。

業種で分ける例もあった。ストアーズは一部の業種に別の料率を用意していると書き、対象に整骨院や学習塾を挙げている。

条件が付く場所は3つある
  • 売上の規模:年間の決済額が一定より下かどうか
  • プラン:月額を払う側を選ぶと料率が下がる形が多い
  • 業種:対象の業種だけに別の料率が用意されている場合がある

月額と料率は、たいてい反対向きに動く。月額を払うほうが料率は下がるので、月の決済額次第でどちらが軽いかは入れ替わる。

つまり同じサービスでも、売上の規模・選んだプラン・業種という3つで数字が動く。自分がどこに当てはまるかを決めないと、料率は1つに定まらない。

軸③|ブランドや決済手段で変わる

3つ目の軸は、何で支払われたかだ。章2で数えたとおり6社とも決済手段で率を分けていた(検算は6+0=6社)。分け方の細かさは社ごとに違う。

  • ステラパックとストアーズは、VisaとMastercardを他のブランドと分けている
  • エアペイと楽天ペイは、カードと電子マネーとコード決済で率を分けている
  • 税の扱いも社ごとに違い、非課税・税別・税込の表記が混在していた

税の書き方は特に注意がいる。楽天ペイはカードを非課税、コード決済を税別と書き分けており、同じページの中で税区分が違う。

エアペイにも同じ形の注記がある。カードと電子マネーは非課税だが、交通系の電子マネーとコード決済は課税対象として税込の率を併記していた。

  • エアペイ:カードと電子マネーは非課税、交通系とコード決済は税込の率を併記
  • ペイペイ:決済システム利用料を税別と明記
  • 楽天ペイ:クレジットカードは非課税、コード決済は税別

同じ3.24%という表記でも、税込か税別かで手取りが変わる。並べるときは、率の数字と一緒に税の区分まで写しておく必要がある。

ここまでが、料率が動く3つの軸である。自分の店でどの支払い方が多いかを先に決めてしまえば、6社それぞれで見るべき数字は1つか2つに絞れる。

手数料のほかにかかるお金|端末の費用

料率と月額のほかに、もう1つ現金が出ていく場所がある。カードや電子マネーを店頭で受け付けるための端末だ。ここは社によって書き方の差がいちばん大きく出た項目でもある。

4社の端末価格は、0円から数万円まで開いた

金額の記載があった4社を並べると、0円・4,980円・27,720円の3通りだった。ただし0円のほうには条件が添えてあり、そのまま0円で済むとは限らない。

  • エアペイ:カードリーダーは無償貸与と記載。別途iPadかiPhoneが必要
  • スクエア:価格の下限は4,980円(税込)
  • ストアーズ:27,720円(税込)。年間契約なら1台目を無償貸出と記載
  • ペイペイ:端末費用0円。ただし別に月額費用がかかると記載

貸与と購入は別ものだ。貸与は解約のときに返すという条件が付き、購入した端末は手元に残る。どちらが合うかは、その店が使い続ける期間の見込みで変わってくる。

端末の欄を読むときの3つの確認
  • 貸与か購入か。貸与なら、やめるときに返す前提で書かれている
  • 何台目まで対象か。1台目だけという条件が付く場合がある
  • 端末代のほかに月額がかかるか。0円でも毎月の費用が別に立つことがある

0円と書いてある2社も、手ぶらで始められるわけではない。エアペイは手元のiPadかiPhoneが別に要ると書き、ペイペイは端末の代金とは別に毎月の費用がかかると書いている。

スクエアの端末は6機種、価格はすべて税込

複数の端末の価格を一覧にしていたのは、6社のうちスクエアだけだった。どれを選ぶかで初めにかかる金額が変わるので、公式ページの並びをそのまま載せる。

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端末価格(税込)公式ページでの位置づけ
Square リーダー(第2世代)4,980円タッチ決済とカード決済を手軽に受け付ける
Square スタンド(第2世代)29,980円iPadを据え置きで使う
Square キオスク29,980円飲食店のセルフオーダー向け
Square ターミナル39,980円レシートの印刷まで1台でこなす
Square ハンディ44,980円席まで持っていって会計する使い方
Square レジスター(第2世代)99,980円画面が2つあるオールインワンのレジ
出典:スクエア公式サイト「決済端末」(2026年9月21日確認)。同ページに「価格はすべて税込。」と記載

価格の幅はおよそ20倍ある。どれが向くかは用途で変わるので、ここでは公式ページに書かれている位置づけをそのまま載せた。用途の記載で絞る見方は個人事業主のスクエア導入の記事で扱う。

同じページには、分割での支払いについての記載もあった。ただし販売店の審査によって条件が変わると書かれているため、この記事では金額を置いていない。

  • ステラパック:端末は契約のパッケージに含める形で説明されていた
  • 楽天ペイ:価格の欄が、外部の購入ページへの案内になっていた

どちらも端末の紹介ページ自体はある。金額にたどり着けなかったというだけで、端末が無いわけではない。

カードリーダーを使わない方法の記載を確認できたのは2社

端末を買わずに、手元のスマートフォンでタッチ決済を受け付ける方法もある。この案内を公式ページで確認できたのは、6社のうち2社で、どちらも専用の説明ページを用意していた(2026年9月21日確認)。

  • エアペイ:手持ちのiPhoneでタッチ決済を使えると記載
  • スクエア:iPhone向けとAndroid向けに、それぞれ専用のページがある
  • 残る4社:今回開いたページでは確認できなかった

ただし機種の条件が付く。スクエアのページにはiPhone XS以降で最新のiOSが必要と書かれており(2026年9月21日確認)、手持ちの機種によっては使えない。

受け付けられる支払い方にも差がある。スマートフォンだけの方式で扱えるのはタッチ決済で、交通系の電子マネーまで広げるなら端末の話に戻ることになる。

入金サイクルと振込手数料は、資金繰りに直結する

料率ばかり見ていると見落とすが、小さな店にとっては売上がいつ口座に入るかのほうが効いてくる。6社とも入金の周期を公式に明記しており、ここは記載を欠く社が1社もなかった。

  • エアペイは口座によって月6回と月3回に分かれ、ペイペイは月1回と記載
  • ステラパックとストアーズは、締め日と支払日の組み合わせで示していた
  • スクエアと楽天ペイは、登録する銀行によって入金の日が変わると記載
  • 振込手数料の条件は章2で数えたとおりで、6社とも0円になる条件が付く

自分で操作がいるかどうかも違った。ストアーズの手動入金は振込を自分で依頼する仕組みで、楽天ペイは審査が終わった直後の設定が月1回だと書かれている。

つまり申し込んだ時点の設定が最速とは限らない。早く受け取りたいなら、口座の指定や入金の設定を自分で変える手順まで、申し込む前に確かめておくことになる。

  • 口座の指定で変わる社では、取引銀行を変えるかどうかの判断が先に来る
  • 操作がいる社では、振込を依頼し忘れると入金も止まる書き方になっている

示し方そのものも社ごとに違った。回数で書く社、締め日と支払日で書く社、登録する銀行で分ける社があり、同じ物差しでは並べられない。

スクエアの場合は、登録する金融機関によって入金の日が変わると公式ページに書かれている。振込手数料についても、同じページに続けて記載があった。

Squareアカウントにご登録の金融機関が三井住友銀行またはみずほ銀行の場合は、決済日の翌営業日に振り込まれます。(中略)振込手数料はかかりません。

出典はスクエアの決済手数料のページで、2026年9月21日に確認した。その他の金融機関の場合は、水曜までの決済分がその週の金曜にまとめて振り込まれると書かれている。

よくある質問

6社を並べているあいだに出てきた疑問を、4つにまとめた。答えられるのは公式の記載と数えた結果までで、その外には出ない。推測で埋めた箇所は1つもない。

結局、どこが安いのですか。

この記事では決めない。料率は章3で見た3つの軸(決済の種類/売上の規模・プラン・業種/ブランドと決済手段)で動くため、条件を先に決めないと、そもそも比べようがないからだ。

自分の店で多い支払い方を1つ選び、その場面の数字だけを6社で見比べるのが早い。条件を決めずに数字だけを横へ並べると、どこかで読み違えることになる。

手数料に消費税はかかりますか。

税の扱いは社ごとに書き方が違った。非課税や不課税と書く社、税別と書く社、税込の金額を併記する社があり、同じページの中で決済手段ごとに分かれている例もある。

税の区分を明記していたのは4社(エアペイ・スクエア・ペイペイ・楽天ペイ)、確認できなかったのが2社(ステラパック・ストアーズ)で、検算は4+2=6社になる。スクエアの不課税はヘルプセンターの記載である。

端末は必ず買う必要がありますか。

端末の価格を金額で示していたのは4社、公式ページで確認できなかったのは2社だった。金額を示した4社のうち2社は0円と書いているが、どちらも貸与の条件や月額費用の注記が付く。

カードリーダーを使わない方式の案内を確認できたのは、6社のうち2社である。どの社も、受け付けたい決済の種類によって必要な機器が変わるという書き方をしていた。

申し込んでから、いつ使えるようになりますか。

ここは社ごとの審査の話になるので、この記事では踏み込まない。スクエアについては、公式ページに「審査承認後、最短当日から決済受付が可能です」と記載がある(2026年9月21日確認)。

ほかの5社については、今回その観点で数えていない。審査の内容は費用の条件とは別の話なので、この記事の7項目には最初から入れていない。

まとめ|見るべきは料率より、0円に付いた条件

6社の料金ページを同じ日に開いて、費用の条件を7項目でそろえた結果を振り返る。確認日はいずれも2026年9月21日で、そろえ方は章2に書いたとおりである。

  • 初期費用0円・月額0円と書いていたのは6社。月額0円に条件が付いていたのは5社
  • 振込手数料が0円になると書いていたのは6社。条件なしの社は0社だった
  • 端末の価格を金額で示していたのは4社。2社は公式ページで確認できなかった

順位は付けていない。決められるのは条件が合うかどうかまでで、その先は自分の店の決済額と取引銀行を当てはめ、各社の公式ページで確かめることになる。費用のほかに申込前に確認しておきたい条件は、スクエアの評判の記事にまとめている。

この記事でリンクを張っているのはスクエア1社だけである。提携先が混じっている以上、そこは隠さずに書いておく。

  • リンクを張っているのはスクエア1社。当サイトの提携先である
  • 残る5社は、名前と公式の条件だけを出している
  • 提携の有無で、説明の量も並び順も変えていない

そのスクエアの公式ページには、初期費用と月額固定費が0円、審査の承認後は最短で当日から決済を受け付けられると書かれていた(2026年9月21日確認)。

費用の条件はいつ変わってもおかしくない。気になった社があれば、この記事の確認日より新しい情報が出ていないかどうかを、公式ページで見てほしい。

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